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2022年4月25日 (月)
カテゴリ:坐骨神経痛の原因とは、その対処と治し方!完治へ
坐骨神経痛の治療方法!痛みを根本から改善する特別な対処法
こんにちは、整体師28年の健(たけ)です。
今回は、坐骨神経痛の原因とその症状別の対処法についてお話していきますね。
足がピリピリ痛い、歩きつらい、足に力が入りにくい・・・ そんなつらい症状で時には日常生活に支障をきたす足の神経痛。 坐骨神経痛の原因のほとんどが、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症が要因の神経の圧迫になります。
当院でも座骨が原因の神経痛で足が痛い(しびれる)の症状でお悩みの方が、かなり多く来院されております。
湿布を貼ったり、マッサージを受けたり、痛み止めの薬を飲んだりと対症療法で痛みやしびれを和らげているのが実情です。
今回は、坐骨神経痛の原因となる病気、症状、間違えられやすい疾病、診断方法、良い病院選び腰痛の予防法等、一挙まとめて解説していきます。 坐骨神経痛の痛みが少しでも改善し、快適な毎日を取り戻せるお手伝いができると思います。
坐骨神経痛とは?症状を表す言葉です
坐骨神経痛とは、「糖尿病」「心筋梗塞」「○○癌」などの病名ではありません。 原因になる病気が存在し、その病気の症状として現れます。
坐骨神経痛の症状と治療法 当院で一番多い原因は下記の4つに分類されます。
・椎間板ヘルニア ・坐骨神経痛 ・脊柱管狭窄症 ・腰椎すべり症 坐骨神経は、腰から太ももを通って足先に伸びる神経です。神経の通り道がどこかで物理的な障害や圧迫を受けると、坐骨神経痛の症状が起こります。
圧迫や障害を受ける部位によって、症状のおこる場所や範囲が変わっています。
また、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの症状は、坐骨神経痛と腰痛が同時に現れることが多いです。 坐骨神経痛の治療法は、まず痛みの根本原因を探すことから始まります。 自宅で簡単なストレッチで改善出来る症状もあれば複雑になっているケースもあります坐骨神経痛は治らないの?
坐骨神経痛でもあきらめることはありません。正しい骨盤矯正のストレッチを自分で行うことで改善している方が大勢いらっしゃいます。
痛みで仕事にも出られず、家事もできず寝たり起きたりのくり返し、になる前に対処しませんか?
足の神経痛かも?と疑いを持っている方は、セルフチェックしてみましょう。
足を動かすと痛みが悪化する
痛む部分と一致して冷たさ、灼熱感(チリチリする感じ)がある
時に足が激しく痛み、歩き辛い
安静にしていても臀部や足が痛い
座り続けると臀部や足の痛みが悪化する
足が痛み立ち仕事が難しい
足の脱力感がある、足の感覚が鈍くなる
お尻から下の左右の筋肉の大きさが違う、症状のある方が細い
上記の症状が左右対称に、同時に発生することはなく、一側性(片足)であることが特徴です。 いくつかあてはまる症状がある方は、病院で正しい診察を受けてください。 足のしびれや痛みを起こす原因はたくさんあります、セルフチェックだけで自己判断し症状を放置すると危険なこともありますので要注意です。
坐骨神経痛と腰痛との違いとは
腰や下肢の痛みやしびれは、「腰痛」と一括りにされがちです。 坐骨神経痛と一般的な腰痛との違いを見てみましょう。 腰痛は腰、お尻に痛み、だるさ、辛さを感じます。
坐骨神経痛は、腰から足にかけての痛みやしびれ感が主な症状です。
腰椎の4番と5番そして仙骨の間から出ている神経が坐骨神経です。その坐骨神経が何らかの要因によって圧迫されると下肢に症状が現れます。 下肢症状の代表的な病名は「椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」と「腰椎すべり症」です。 整形外科で椎間板ヘルニアの手術をして、下肢のしびれや痛みが軽減して歩行できるようになっても、腰の痛みが続くケースがあります。
この腰の痛みは、椎間板ヘルニアが原因ではなく腰痛症いわゆる、仙腸関節のズレが原因ですので手術をする前に、まず、仙腸関節を調整し骨盤を矯正しそれでも下肢の痛みやしびれの症状に変化がなければ手術することを考えたほうがいいと思います。 → 坐骨神経痛の原因は詳細ページこちらも御覧ください
坐骨神経痛を起こす代表的な病気 「椎間板ヘルニア」
椎間板ヘルニアとは
背骨は、椎体と呼ばれる骨の部分と、骨の間にクッションの役割をする椎間板で形成されています。 何らかの原因で椎間板の髄核が後方に脱出し、坐骨神経を圧迫して痛みやしびれが起こります。 ヘルニア=髄核の脱出が、大きく飛び出し脊髄が圧迫されるため、しびれが足先から足の裏全体までしびれることがあります。 神経根が圧迫されると、歩行障害がおこることがあります。
椎間板ヘルニアの症状は
椎間板ヘルニアは起こる場所によって症状が異なります。 頚部にも発生しますが、腰部椎間板ヘルニアに比べて発生頻度は低いです。 腰椎(腰の骨)に椎間板ヘルニアが起こったときの主な症状は
下肢の痛み
坐骨神経痛や腰部の痛み
腰から下肢そして足先のしびれ
感覚障害や排尿障害、足先の冷え
筋力の低下、歩きにくさ
椎間板ヘルニアの診断は
まずは、問診で痛みの部位、症状の出かたを詳しく聞きます。 脚をピンと伸ばして足を挙げた時に痛みがあるかどうかを調べる診察(下肢伸展挙上試験)、足の感覚異常(神経障害)や、力がしっかり入るかを見ていきます。
ヘルニアの突出部位や状態は、画像診断のレントゲン検査、MRI検査を行い観察します。
坐骨神経痛を起こす代表的な病気2 「腰部脊柱管狭窄症」
腰部脊柱管狭窄症とは
背骨は椎骨という骨がいくつも重なって形成されています。 囲まれた管状の空間である脊柱管、この空間の中に、各臓器と脳をつなぐ神経のコードが収まっています。脊柱管はそれらの神経を保護しています。
脊柱管が狭くなり、中に通っている神経が圧迫されることにより起る病気を脊柱管狭窄症と言います。 神経が通る道の腰椎の脊柱管が、腰椎の変形などによって狭くなり、神経障害性疼痛症状などが発生します。
腰部脊柱管狭窄症の症状は
特徴は、歩いていると徐々に下肢が重くなったり痺れてきたり、痛みがひどく感じます。 歩くのが困難になっても、腰掛けて休んだり、腰を屈めて少しの間休憩すると症状が改善し、歩きだすことが出来ます。これは間欠性跛行(かんけつせいはこう)という特徴的な症状です。
腰痛は前屈姿勢(前かがみ)で和らぐことがあります。これは、前屈することで、後方への神経圧迫が解除されるためです。逆に背中を後ろに反らしたり、直立姿勢になると症状が悪化します。 間欠性跛行(かんけつせいはこう)がある場合、一回にどれくらいの時間・距離歩けるかは狭窄の強さによって異なります。
腰部脊柱管狭窄症の診断は
まずは、問診で痛みの部位、症状の出かたを詳しく聞きます。足の感覚異常や、力がしっかり入るかを見ていきます。狭窄部位や狭窄の状態は、画像診断のレントゲン検査、MRI検査を行い観察します。 更に詳しい検査が必要な場合は、腰椎に針をさして造影剤を入れて撮影する脊髄造影という検査を行います。
坐骨神経痛と間違えやすい「梨状筋症候群」
MRIやレントゲン画像診断で、視覚的に病変が確認できる病気で起こる坐骨神経痛は原因が特定できます。 しかし、それらの検査で明らかにならない坐骨神経痛も多くあります。 梨状筋症候群という状態が関係していることも考えられます。 MRIやレントゲン検査では撮影されないため、すぐに梨状筋症候群と診断されることはほとんどありません。
椎間板ヘルニアの疑いと診断されることが多く、治療で症状が良くならないことから梨状筋症候群が疑われることが多いです。 梨状筋症候群は、臀部の筋肉の硬直により坐骨神経が圧迫を受けて痛みやしびれが起きる状態です。 筋肉が硬くなり、神経を圧迫することにより坐骨神経を圧迫し、臀部に痛みを感じたり、足のしびれがでることがあります。 症状は,座った姿勢や,無理な体勢や姿勢により悪化します。
腰椎すべり症
腰部の脊柱のズレが大きい場合にすべり症と診断されます。 主に、腰椎4番と5番に多く見られます。 腰椎スベリ症の主な症状
- 腰の痛み
- 臀部の痛み
- 足裏の感覚異常
- 下肢の灼熱感
- 排便排尿障害
- 下肢の感覚障害
- 筋力低下
- 肛門周辺のしびれ
当院の統計では、女性に多く40代後半から始まり60代前半に悪化する傾向にあります。 初めはただの腰痛と勘違いしていて、整形外科を受診しないで腰痛ベルトなどで予防していて、骨密度や筋肉が弱くなる60代に症状が慢性腰痛と変化してきます。
立位での痛み
すべり症の症状のひとつに、立位が困難があります。 10分位立っていると腰全体が重だるくなり、下肢の筋肉が突っ張るような痛みを感じ座り込みたくなります。 下肢の症状が悪化すると、台所などに椅子を持っていき座りながら調理をすることになります。
必見!医師が考案した関節運動学的アプローチ
坐骨神経痛の対処と治し方
腰の神経痛とは 主に腰椎のズレが原因で椎間板やその周りの筋肉や靭帯に炎症が起こり、神経痛のような症状が現れます。 腰の神経痛を起こす腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症などの病気は日常生活の姿勢や習慣が大切となります。
脊柱管を通る神経が圧迫されるために起こる症状なので、体を後ろに反らせる姿勢で症状が悪化する傾向にあります。そのため、前かがみの姿勢となりがちで、習慣化することで高齢者特有の猫背、丸まった背骨になって行きます。
悪い姿勢による背骨の変形は、新たな腰痛や下肢の痛みや転倒の原因になります。背骨の変形は内臓を圧迫し、肺活量の低下や胃腸機能の低下を招く危険性があります。 背骨の自然なS字カーブ(生理的湾曲)をなるべく保てるようにするために、病院、整骨院などで正しいコルセットの着用方法や、歩き方などの指導を受けましょう。
坐骨神経痛の名医AKA-博田法とは
坐骨神経痛は整体療法やカイロプラクティックなどでも改善いたしますが、近年テレビでも取り上げられ大きく話題になっているAKA法という骨盤矯正があります。
AKA-博田法とは、大阪大学整形外科の博田節夫先生が考案した、坐骨神経痛の改善治療方法です。 AKA-博田法=関節運動学的アプローチは1979年から約10年かけて博田節夫先生によって開発されました。いまなお改良が加えられている治療です。関節運動学という最新の医学の考え方で、仙腸関節という関節の可動性を改善することで痛みを緩和する治療です。
AKA-博田法は仙腸関節に働きかける痛くない治療
仙腸関節は、背骨の一番下の方に位置する、尾てい骨を含む骨です。 仙腸関節の可動性が悪くなり、関節機能障害が起こります。関節機能障害は、関節反射という反射が起こり、その関節の周囲にある筋肉、靱帯が緊張して硬くなったり、痛み・しびれなどの症状が発生します。
これが腰痛や坐骨神経痛を引き起こすと言われています。 仙腸関節の間隔を広げたり、関節面同志を調整し、動かなくなっていた仙腸関節の可動性を高めることによって腰痛が改善すると言われています。広げたり、調整する時は用手(施術する人の手)で行うため、痛みを感じることはないそうです。 ボキっと骨を鳴らす整体やカイロプラクティスとは方法が違います。AKA-博田法はどこで受けたらいいの?
AKA-博田法は熟練した手技が必要です。 全ての病院、クリニックで受けられるわけではありません。また、通常保険外診療となりますので注意してください。 AKA-博田法を希望する場合は、こちらを参照下さい 各都道府県にある病院に問い合わせてから受診しましょう。
関節機能異常は軽症なものから、修正が難しいものまで様々です。一回の受診で劇的に症状が改善することは考えにくく、ある程度継続した通院が必要です。医師の指示に従い治療を継続しましょう。ストレッチ、薬物による対症療法、日常生活の過ごし方の工夫、AKA-博田法などご紹介してきました。人によって「これが合う」という方法は違います、病院、整骨院、理学療法などの先生にアドバイスを受けて、生活にとりいれて頂きたいと思います。
整形外科での対処と治療法
坐骨神経痛の治療は「保存療法」と「手術療法」があります。 原因が特定できる坐骨神経痛もそうでない神経症も、痛みや不快感を和らげ、日常生活を過ごしやすくする治療が必要です。
原因が特定されない患者さんには、基本的に保存療法が選択されます。保存療法で痛みや不快感がコントロールが可能な場合は経過観察することが多いのです。 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症による神経圧迫が原因の場合も、すぐに手術療法を行うことはありません。
坐骨神経痛の保存療法
保存療法とは、手術などの侵襲的治療法以外の治療をいいます。 坐骨神経痛の症状を、手術以外の方法で改善させることが目的です。 坐骨神経痛の保存療法は大きく3つです。
坐骨神経痛を緩和させる薬とその効果
坐骨神経痛と診断されたときに出される薬は、痛み止め・血液の流れを改善する・筋肉を柔らかくする(筋肉の緊張を和らげる)目的の薬が中心です。 いずれの薬も坐骨神経痛の症状を緩和するための「対症療法」と言えます。痛み止めはロキソニン、ボルタレンなど市販されている商品がありますが、胃腸障害などの副作用があるため用法・容量を守って服用しましょう。
鎮痛剤(いたみどめ)の服用
非ステロイド性抗炎症薬、アセトアミノフェン、経口プロスタグランジンE等の製剤です。 症状出現時の頓服薬として使われます。 代表的な副作用は胃腸障害です、ひどい場合は胃潰瘍などの消化管出血が起こる可能性があります。 腎臓の機能が弱い方は、腎機能障害を起こす可能性があります。
リリカカプセルという薬の効果と副作用
興奮して活発になっている痛みの神経を鎮静し、痛みを緩和する効能があります。 作用機序は、中枢神経系の神経にカルシウムが取り込まれるのを防ぐことで、興奮性神経伝達物質の放出を抑えます。
従って、筋肉痛や切り傷、内臓系の痛みよりも、腰痛、坐骨神経痛など神経で発生する痛みに効果的です。 神経に作用するため、眠気などの副作用が出やすいため、服用後は車の運転をしないなどの注意が必要です。医師、薬剤師の説明を確認し、指示に従って服用しましょう。 用法・容量は医師、薬剤師の指示に従ってください。薬が効かない、危機が悪いと感じたら自己判断で薬を増量せず医師に相談しましょう。
硬膜外ブロック注射
痛み止めの成分である局所麻酔薬、抗炎症作用のあるステロイドなどを注入して痛みブロックする方法です。硬膜外腔と呼ばれる脊柱管の内側に、腰部から細い針を刺して注入していきます。 かなり痛みのひどい方に行う治療です。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のいずれにも効果的です。
硬膜外ブロック注射は、外来でもできる治療ですが受けた後は一定時間(数時間程度)の安静と経過観察が必要で、想定される合併症もあります。医師に良く説明を聞いて下さい。
神経ブロック注射
整形外科の外来ペインクリニックで受けることができます。神経ブロック注射は打つ場所によっていろいろな種類があります。 痛みを感じる筋肉に局所麻酔薬を注射する方法です。神経の近くに局所麻酔薬を注射し、痛みを感じる神経を一時的に麻痺させます。
注射を打つ場所によっては、注射後1時間ほど安静と経過観察が必要ですので、医師に良く説明を聞いてください。 痛みを感じていると、周囲の筋肉は硬直し血流が悪くなっています。神経ブロックにより痛みが緩和することで、筋肉の緊張がゆるみ、血流が促されます。
神経ブロック注射の効果持続期間は個人差が大きく数日~数週間と言われています。 神経ブロック注射を受ける間隔は、医師と相談してください。
理学療法=リハビリテーションにはいろいろな種類があります。 牽引療法、装具療法、低周波治療、温熱療法 牽引療法とは、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、椎間が狭くなって神経圧迫を起こす病気に対して、腰にベルトを巻き、引っ張る力をかけて椎間のスペースを拡大させ症状を緩和させる治療です。
むやみに引っ張っている訳ではなく、どれくらいの力で、どのくらいの時間引っ張るかは医師や専門家の処方になります。 装具療法とは、コルセットの事です。 コルセットを巻いて体幹・腰椎を保護します。 コルセットはオーダーメードのものと、既製品がありサイズも様々です。コルセットのサイズや種類は医師の指示に従って選んでください。 低周波治療とは、患部に低周波を当て、筋肉の緊張を和らげ痛みを軽減させる方法です。 腰椎椎間板ヘルニアに対し劇的に効果があるというわけではありませんが、症状が緩和する患者さんもいます。
坐骨神経痛の手術療法
坐骨神経痛の原因となる病気の手術が行われます。 原因が特定できない坐骨神経痛は手術適応となりません。 椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などで圧迫されている神経の除圧が目的です。 保存療法の効果が乏しく症状が強い症例、仕事や日常生活に支障をきたしている症例、神経麻痺による筋力低下が起こっている症例、感覚障害や排尿障害が起こっている症例が手術適応です。
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症の手術とも背中を切って圧迫部分を切り取る手術だけではなく、内視鏡治療など低侵襲の手術が行えるようになっています。 術後の早期離床(ベッドで安静にする期間を最小限にする)、社会復帰できるようになっています。 各病院の得意とする手術方法や、その人にあった手術方法は異なります。 医師とよく相談して決定してください。よい病院選びとは
痛みやしびれなどの不快感を感じ、病院を受診したら・・・坐骨神経痛と言われた。その後の治療はどこで受けるかを良く検討しましょう。 坐骨神経痛について、良い病院選びのポイントを解説していきます。
問診で症状を良く聞いてくれる医師
腰の痛みや足のしびれを起こす病気は様々です。 椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などのポピュラーな病気から、閉塞性動脈硬化症という足の動脈が詰まる病気でも起ります。 とても危険な病気としては、腹部大動脈瘤拡大による神経圧迫で腰痛などの症状が出ることがあります。 症状の部位、症状の出る時間帯、症状が良くなる要素などを細かく聞いていくことでおおよその予測がつきます。 腰痛、足のしびれ=腰の変形と決めつけず、しっかりと問診してくれる医師を選びましょう。原因特定の検査をスムーズに行える病院
坐骨神経痛の症状を、原因特定しないまま湿布程度の処置でながびかせるのはいけません。 症状が一定期間続けば、レントゲン撮影、MRI撮影など必要な検査を進めていける病院を選びましょう。
適切な手術方法を提案してくれる病院
坐骨神経痛の原因が特定し、手術療法が必要と診断された場合はさらに慎重に病院選びが必要です。 手術用法は進化しており、従来の「切る手術」以外にも内視鏡手術など低侵襲(患者の身体的・社会的負担が少ない)の手術が出来るようになっています。 医師・各病院は得意とする手術がことなります。
病気に合った手術方法をすすめてくれる医師・病院がベストです。自分の得意な手術方法だけを強くすすめてくる医師・病院は信頼できません、セカンドオピニオンを受ける勇気も必要です。 坐骨神経痛の痛みやしびれ、不快な症状への対処は、原因となる病気を特定することから始まります。
足がぴりぴりする程度の症状から、歩行が困難になる程強い症状まで症状には個人差が大きいです。また、いかに強い症状でも、見た目には変化が無いため第三者に辛さを分かってもらうことが難しいのも問題です。
医療機関で正しい診断を受け、その原因や症状にあった治療を受けましょう。早めに専門医(整形外科)に相談することをおすすめします。
病院以外でのメンテナンス
坐骨神経痛は治る!治らない! 病院で受ける薬や注射だけではない治療法もあります。 カイロプラクティック、オステパシー、整体、鍼灸、接骨・整骨、キネシオロジー、民間のマッサージなどです。 鍼灸、接骨、整骨は一部健康保険が適応される施術もあります。
坐骨神経痛の痛み(症状)やしびれ、不快な症状に効果的な治療は人によって異なりますし、「気持ちいい」「快適」と思えるような治療を選んでください。 しかし、坐骨神経痛の原因になる腰椎の疾患がある場合は、病院での治療と並行した方が良い場合もあります。
また、生理的湾曲が強い場合(反り腰)定期的な腰椎のレントゲン撮影で変形の度合いをチェックしていくことも必要です。 民間療法だけに頼らず、「坐骨神経痛の原因となっている病気」をしっかり把握したうえで治療計画を立てていきましょう。
坐骨神経痛の対処には関節を緩めることが大切
: #ff0000;”>神経圧迫や障害を受ける場所によって、症状のおこる範囲が変化すると言われています。 坐骨神経痛は椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などの疾患の症状として現れることが多いのです。
椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症は脊柱管を通る脊椎神経の物理的圧迫による症状です。 梨状筋症候群は、お尻の筋肉の柔軟性が無くなり硬くなることで神経が圧迫を受けることによって、坐骨神経痛が起こります。臀部からふとももにかけての痛み、足にピリピリする不快なしびれがでることがあります。
このような筋肉の硬直によっておこる症状は、ストレッチで筋肉をほぐすことによって症状の緩和につながることがあるといえます。 ただし、無理なストレッチで痛みが増強する危険もありますので、運動療法のやりすぎは禁物です。
ストレッチは、坐骨神経痛の原因そのものを改善する効果はありません
しかし、慢性的な痛みによって硬くなり、血流が悪くなった筋肉をほぐし、血流を良くすることは二次的な痛み予防効果となります。 臀部、大腿部(太もも)は人体の中でも、もっとも大きな筋肉が集中している部位です。
骨盤の歪みは坐骨神経痛に大きく影響します。腰痛体操で臀部やハムストリングの筋肉がほぐれると骨盤の歪みも解消され、坐骨神経痛の痛みも和らぐことがあります。
凝り固まった筋肉をゆったりと伸ばし、ほぐしていきましょう。
緊張性腰痛のケースは、いきなり無理なストレッチを行うと、筋肉や腱を痛めます。リハビリテーションや医師、整体などで指導を受けてセルフトレーニングすることをおすすめします。
自宅で簡単!坐骨神経痛のための5分間ストレッチ!
臀部から下肢の痛みを和らげる簡単なストレッチ体操です。
ご自分の痛みの部位に合わせて試してみて下さい ※ゆっくり、無理のない範囲で行いましょう。
※必ず複式呼吸で行いましょう。 ※痛みや症状が出るときはすぐに中止しましょう。(1)下肢の筋肉の緊張を和らげるストレッチ
①仰向けになり、脚を胸に近づけて足を伸ばしましょう。②次に、脚を90度上げます。
③曲げた足をピント伸ばします。 両足を2セットずつ行います。
注意:①の姿勢で股関節に違和感を感じる場合は、無理に胸の方に近づけず出来る範囲で行って下さい。
③の動作はハムストリングの伸ばす効果があり、下肢のむくみにも効果があります。
(2)骨盤の前湾を矯正するストレッチ
①まず仰向けに寝ます。両膝を抱えて、息を吐きながら胸の方に近づけます。②次に、その姿勢で10~20秒程維持します。抱えた膝を前後に20回位軽くスイングします。 2セット行います。
注意:①のポーズで臀部の緊張を和らげ②の姿勢で骨盤の角度を矯正いたします。特に前湾が強い(でっちり)骨盤矯正に効果があります。
(3)臀部の筋肉を和らげるストレッチ
①仰向けに寝て、両膝を立てます。②右足をもう左足にかけ、足を組むようにします。
③左足抱え、胸に引き寄せます。 両足2セットずつ行います。
注意:②のポーズで股関節を緩め③で股関節の可動範囲を広げます。先天的に股関節に異常がある人は、痛みが出ないように少しづつ行って下さい。
(4)骨盤矯正のストレッチ
①足を肩幅ぐらいに開いて立ちます。②腰に手を当て、その位置で腰を軽く回します。
③左回りを5回やったら右回りを5回行います。 左右2セットずつ行います。
注意:骨盤矯正で特に仙腸関節のズレに効果があります。
右回し左回しと行ない、痛みが出る方向の骨盤回しはゆっくりと行って下さい。体の軸を意識すると骨盤の歪みがわかります。
(5)大腿四頭筋のストレッチ
①まっすぐ立ちます。②右足を一歩前に出してだけ立ち膝の姿勢にします。
③上体を前に持っていき、左足の腓腹筋を伸ばしていきます。 左右2セット行います。
注意:②で鼠径部を緩め③で臀部から背筋までのストレッチになります。
腰を反らせ過ぎると背筋が緊張しやすくなるので、上半身の力を抜いてリラックスした常態で行って下さい。
いかがでしたか? このストレッチを毎日行うことで、体に柔軟性が出て痛みやハリなどを和らげる効果があります。 仕事やスポーツなどで歪んだ体を整え、坐骨神経痛の根本原因を改善していきましょう。
年齢からあきらめていた坐骨神経痛を改善させることができた治療法
年齢を重ねるごとに、少しずつ激しくなっていく足の痛みに悩まされてから約3年が経過しようとしておりました。坐骨神経痛でふくらはぎに異常を感じたのは50歳を目前とした49歳の時でした。
自宅から歩いて10分ほどの馴染みのスーパーへ夕食の買い物へ行こうと歩いていたところ太ももあたりからふくらはぎにかけて痛みのような痺れのような違和感を感じることが多くなったのです。 ただ、その段階ではあまりひどい痛みではありませんでしたし歩行にも支障がなかったため様子を見ることにしたのですが、足の痛みはどんどんと悪化してゆき歩くのもつらくなってきたので整形外科を受診いたしました。
そこでの診断結果は坐骨神経痛という腰から足にかけてつながっている坐骨神経が腰椎の歪みなどによって圧迫、刺激されていた実やしびれが起きているという事でした。坐骨神経痛は中年以降に多い病気のようで、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄が原因で発症することが多いようです また坐骨神経痛の治療法は、いまのところ手術や神経注射以外は対処療法が中心だという事でしたので、とりあえずその場では鎮痛剤と湿布を処方されてお終いでした。
しかし、やはり鎮痛剤と湿布だけでは根本的な解決にはなっていないようであまり効果がなく毎日歩行をするのもつらくなってきたのです。
そのときテレビで坐骨神経痛をツボ押しで緩和する方法を目にしました。
これは!と思いすぐに自宅近くのツボ押しを専門としている鍼灸院にかけこんだのです。 そこで教えていただいたツボ押しは私にはとても効果的で少しずつですが痛みを和らげていくことができました。
坐骨神経痛をツボで改善
効果的なツボはたくさん存在していて、中でも坐骨神経痛による痛みの解消に効果的なツボ「坐骨点」は高い効果を感じることができたのです。お尻の左右それぞれ一番高い部分に位置しているツボなのですが、ツボ押しを続けることで痛みが緩和。 また、「委中」と呼ばれる坐骨神経痛の治療や痛みの緩和に代表的なひざの裏にある即効性の高いツボも押すことで痛みがずいぶん和らぐので本当に助けられました。 このように、ツボ押しによる治療で一度は坐骨神経痛を克服したのです。
しかし・・・また以前と同じように足に痛みを感じるようになっていることに気づいたのが今から1年ほど前でございました。 すぐさま、整形外科にて診断を受けたところやはり坐骨神経痛。 年齢からすると、身体に様々な不調が表れても仕方ない・・・とは思うのですがやはり痛みによって歩行が妨げられるのはとても辛いものです。 すぐにまた以前のようにツボ押しを再開したのですが、なぜか今回は期待していたほどの効果を感じることはできず痛みが大きくなっているような気もしていたのです。
知人のすすめで痛みが改善した方法
ツボ押し以外にも何か効果的な自宅療法はないものか・・・悩んでいたところ鍼灸院で知り合った方にこんな方法もあると坐骨神経痛改善プログラムのお話を聞きました。 その方も、ひどい坐骨神経痛で悩んでいたようなのですが娘の勧めで改善のプログラムを始めてみたところすっかり良くなったということでした。
そこで、私も紹介していただくことにしたのです。 プログラムは毎日のストレッチのようなトレーニングが主な内容と聞いていたので始めるまでは身体がついていけるかとても心配していたのですが簡単で負担の少ない動きがほとんどだったので無理なく続けることができました。
そして、現在改善プログラムを初めてから1か月ほど経過しておりますが、驚くことに足の痛みはほとんど改善されました。 1か月前は困難だったスーパーへの買い物が苦もなくこなせるようになり、少し遠くの商店街にも徒歩で出向くことができるようになりました。 また、足の痛みのため長時間歩くことが難しくできなかった家族旅行も実現。 そして、新しい趣味として今ではゲートボウルにも挑戦しています。
初めは半信半疑だったのですが、いまではプログラムに本当に感謝しております。 これからもトレーニングを続け、何歳になってもしっかりと自分の足で歩いてゆきたいと思っております。左側のお尻から太ももにかけての痛み
少し前から左側のお尻と足の腿の裏側にかけてなんだか今まで経験したことが無いような痛みを感じていました。 これまでとくに腰痛やひざの痛みなどのよくある関節痛などは感じたことが無く、最初のうちはお尻をぶつけたのかな?というくらいの感じでした。
でもだんだんお尻から太ももの裏がわ、そして踵に至るまでのラインが重苦しいような痛みを感じるようになって、痛みを静める効果のある少しスーッとする塗り薬などを薬局で買い求めて自分で塗っていたのですが、だんだん痛みを感じる範囲も広くなってきて、痛みも徐々に強くなっているように思えました。 これは何か理由があるはずだと思い、整形外科にかかることにしたんです。 整形外科も、学生の時に捻挫して先生に診てもらって以来一度もかかったことがなかったので、かなり久しぶりの受診でした。
整形外科ではレントゲンを撮ったり、症状がどの程度の強さなのかを診断してもらいましたが、特に異常は見当たらず、ごく軽めの坐骨神経痛の可能性があると言われ、とりあえず様子を見ることにしましょうと言われました。
先生に説明した症状としては左側のお尻の真ん中あたりが何とも言えないうずくような痛みを感じて、屈んだ姿勢をとると突っ張るような痛みを感じる事、そして左側の足の付け根の部分の外側あたりの痛みや、ひざの上の部分の外側の痛みなどがあることを説明しました。
そして症状は強く出る時とそれほどでもないときがあって、症状が強く出る時には左側のかかとの外側の部分も痛みを感じます。 体が歪んでいるのかもしれません。
左側の股関節がストレッチをするときや歩いているとき、腰を回したりするときにぽきぽきと音がすることがあるのですが、これはもしかしたら私の姿勢や歩き方のくせのために体が歪んでしまっているせいなのかなぁと自分では思っていました。 先生からは軽めの坐骨神経痛との診断だったので、痛み止めのお薬をもらっただけでした。
仕事で立ち仕事の時間が長くなってから出始めた痛み
以前は事務系の仕事を長くしていて、長時間椅子に座っていることが多かったのでどちらかというと腰や肩の疲れで痛みを感じることはありました。 仕事が変わって、今度の職場は重い荷物を持つこともよくあるし、けっこう動き回ることが多く、立っている時間の長い職場です。以前の職場のように運動不足になる心配はないし、体を動かしている方が自分には向いているように感じられてとても充実していました。
ところが新しい職場に移ってしばらくしてから、今までの腰痛とは違うタイプの痛みを感じるようになりました。 横になると痛みは一時的には楽になるのですが、一旦横になると今度はなかなか起き上がることができなくなって、動くことさえ大変になってしまい、整形外科を受診することにしたんです。
整形外科では筋肉疲労と診断され、湿布薬を出されました。 家族に湿布を貼ってもらった時には確かにスーッとして気持ちがいいのですが、腰の痛みが完全になくなることはありませんでした。
それでもしばらくの間は痛みも我慢できないほどのものではなかったので、処方された湿布を貼って仕事に行っていました。 けれども今度は同じ腰の痛みでも全体に痛むのではなく、左側の腰と左側の太ももの付け根のあたり、それから股関節の骨が少し飛び出たあたりに嫌な痛みを感じるようになりました。 指で股関節の部分を押すと痛みが強くなります。 腰全体に感じていた痛みは今はなくなった代わりに、今度は腰から左側の太ももの裏側にかけて少し突っ張るような痛みを感じるようになり、病院で診察を受けることにしました。
痛みの種類が変化したように感じることを告げると、初期の坐骨神経痛の可能性があると言われ、検査を受けることにしました。 坐骨神経痛の場合、腰から坐骨周辺にかけて痛みが感じられると説明され、まさに先生の説明通りの痛みの感じ方でした。 検査結果によって少し原因が特定できると思うのですが、左側の腰からお尻にかけての痛みが出る場合、腰椎から骨盤に何らかの問題が起こって坐骨神経痛を引き起こしている可能性があるようです。
坐骨神経痛のまとめ
整形外科を受診し痛みの原因を知る 原因により、改善方法が異なりますので痛みが強い場合は、自分で判断せず専門の治療院などに相談する 症状が改善してきたら、腹筋や背筋運動などで筋肉を付ける 何事も、限度があります。 やり過ぎには注意しましょう。
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